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「白い巨塔」は今も?

2019-05-29

こんにちは。まさこです。
最近放送された「白い巨塔」

山崎豊子の長編小説で
1963年~65年
「サンデー毎日」の連載物。

単行本を随分前に読んだ。

田宮二郎の財前教授を再放送で見た。
2003年には唐沢寿明
今回は岡田准一の財前教授。

5夜連続と言われても
最近夜は弱い。
ネット配信で細切れに見た。

電話がスマホになったり、
助教授が准教授になったり、
細かい描写が「今」になっていた。

出世欲、
虚栄、
妬み、
金、
誠実さ、
いのち。

根幹のテーマは
50年経っても
変わってないんだって思った。

私も娘を出産した大学病院で
教授回診を経験した。

妊婦は
○○○○○て
教授が来るのを待っていた。

12年前、
大学病院で手術を受けることになり、
教授のご自宅にご挨拶に伺った。
入院してみると、
その教授はいなかった。

だいたい挨拶に行った私も
どうかしていた。
挨拶したら
手術が変わるのか。

だけどね、
究極
追いつめられると
わけわかんなくなっちゃうの。

病気ってそういうところあるんじゃない?

非日常の患者側と
そこを日常にしている医療者側。

山崎豊子は医療に特化した作家ではない。
新聞記者だった取材力が
リアルな
人間描写につながっているのだろう。

しかし、
今30代くらいの人と話すと
ギラギラした出世欲がある人は
少ないと感じる。

今から50年後、
「白い巨塔」はどう読まれるのだろうか。

久しぶりに読みたくなって本棚を探したが
図書館に行く必要がありそうだ。

<今後の出店・イベントの予定>
6/13(木)~20(木)つくりてマルシェ(長野東急シェルシェ5F、長野駅前)

6/29(土),30(日)クリエーターズマーケットin名古屋(ポートメッセ名古屋)
https://www.creatorsmarket.com/event/20/