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映画「新聞記者」はフィクションです。

2019-08-09

店長のひでです。今日は映画のお話です。

イオンシネマのみで上映されている「新聞記者」。
松本では8/8が最終日ということで、慌ててまさこさんと観に行ってきました。

最後のシーンで松坂さん演じる杉原がなんと言ったかが気になりますが、ネタバレしてしまいそうなので、ここは突っ込まずにおいときます。

森友学園問題で「決裁文書改ざんを強要されたとのメモを残して昨年三月に自殺した近畿財務局の男性職員」(中日新聞より)がおりましたが、
この方が「なぜ自殺に追い込まれたか」を考えさせられる映画で、観た後も納得できたという実感はないものの、この方の気持ちを少しは疑似体験できたかもしれないとは思いました。
一方で、この方を追い詰める要因となった事象、そしてその事象に関わる人がいたはずで、あくまでフィクションではありますがそういった事象やそこに関わる人たちも描かれていました。

実際に起こったこと、事実は分からないわけですが、ひとつのものの見方、可能性がこの映画で描かれていたと感じます。

とは言え、映画はフィクション。
エンターテイメントととしても十分楽しめる内容で、隣でドキドキしているまさこさんがよく分かるほど手に汗握るようなシーンもあり、最後までひと休みする間もなく駆け抜けていくような作品でした。
前川喜平さんの映像が流れる演出もあり、現実感ありありの映画でした。